自社のWebサイトやサービスとの競合他社のアクセス解析を行うことでWebサイトの設計や改善施策の立案に役立てることができるSimilarWebの使い方をご紹介します。
SimilarWeb社は2009年3月に設立されイギリスに本社があるイスラエル発のスタートアップのIT企業です。
通常では内部の人でなければ知り得ない解析データですが、SimilarWebを利用することで、なぜサイトのアクセス解析ができるのかという疑問が出てくるかと思います。
SimilarWeb社のサイトでは以下のように回答しています。(以下抜粋)
クローラーとシミラーウェブグループの提供するプラグインのデータソースから収集したデータを、独自のアルゴリズムによって活用可能な形に変換します。 毎週数10テラバイトのデータ、毎日10億個以上のデータを分析する高性能サーバーから成るデータセンターでこのビッグデータを扱います。そこで管理、集計するそのデータは非常に正確で、信頼性の高いインサイトを作り出すことを可能にします。
信頼性は高いものの自社の解析結果ではないので、自社のGoogle Analyticsの解析結果とSimilarWebの解析結果を比較してみて、どの程度の差異が出てくるのか確認しておくと、おおよそのブレ幅を把握しておくことができます。
有料のPRO版と無料版がありますが、無料版だけでも高度な機能を利用して分析することができますので、今回は無料版の使い方についてご説明します
以下の赤枠内に調べたいWebサイトのURLを入力して「Search」ボタンをクリックします。
サイト全体のアクセス数を確認することができます。
サイト全体の月ごとのアクセス数の増減や以下項目を確認することができます。
Total Visits | 1ヶ月の訪問者数(1Kは1000、1Mは100万を表します) |
Time On Site | 平均滞在時間 |
Page Views | 平均ページビュー |
Bounce Rate | 直帰率(サイト訪問者が1ページだけ見て離脱してしまった割合) |
解析対象のWebサイトにどこから流入してきたのかの割合を表しています。
Direct | URLを直接入力 |
Referrals | 他サイト |
Search | 検索エンジン |
Social | SNS |
メール | |
Display | ディスプレイ広告 |
どのサイトから流入してきているか、またどのサイトへ流出しているかを表しています。
オーガニック検索、有料広告の割合とキーワードを表します。
以下の画像ではOrganicSearches(オーガニック検索)、PaidSearches(有料広告)の流入が表示されます。
どのソーシャルネットワークからサイトへの流入数が多いのか割合を表しています。
どのディスプレイ広告からの流入数の割合が多いのかを表しています。
以下はディスプレイ広告を扱っていないときに表示されます。
Amazon.co.jpでは以下のような表示になり、自社広告からの割合が多いことがわかります。
サイト訪問者が興味のあるカテゴリ、頻繁に訪問するWebサイト、トピックを表しています。
解析対象のWebサイトと同じようなサイト、ランクを確認できます。
以下はAmazon.co.jpの結果を表しています。