たまにWebサイトで、
- http://example.com/?p=記事番号
- http://example.com/2015/10/日本語の記事投稿名
となっているもの。
「http://example.com/」はトップレベルドメインもしくはドメインといい、ドメイン以降の「/?p=記事番号」や「/2015/10/日本語の記事投稿名」をパーマリンクといいます。
上記の設定はあまりおすすめできません。
パーマリンクはWEBの運営開始の早い段階で考えておいた方が良い項目です。
なぜか。
それでは説明していきたいと思います。
パーマリンクとは?
個々のページを示すURLのことで、Blogであったらそれぞれの投稿記事に割り当てられるURLのことを指すこと。
なぜ、早く考えておいた方がいいの?
例えば、「そうなんだ・・・では変えようかな!!」と思ったとしても途中で変更してしまうと、いろいろ問題が起きてしまいます。
その問題とは下記の内容がリセットされる。
簡単にいうと今まで投稿していた記事が新しい記事ページとして1から投稿したことになります。
今まで作っていた記事ページを見ようと思っても何も対応していないとエラーが表示され、その記事ページがない状況に見えます。今までSNSでシェアされているその記事ページをユーザーが見ようと思ってもエラーページが表示され、コンテンツを見ることができません。またSEO効果としてGoogleなどの検索エンジンへインデックスされていたものがパーマリンクも変更したことで今までの評価もリセットされます。今までの被リンクなどもリセットされてしまうので、一からになります。同じ内容であっても折角積み上げたものが、スタートからになると大変です。
上記の対策として、301リダイレクト処理を使うことで、今までのパーマリンクからリダイレクトされることでリセットのダメージを抑えることができるようになります。ただ手間が少し作業が発生するので最初からきちんと決めておいた方がいいでしょう。
パーマリンクのおすすめは?
パーマリンクは・・・・・
- 短くシンプルに
長いとSNSでシェアした時にリンクが入らない。
- Google解析されやすい英文字
- URLで何が書いてあるかイメージできる
ことを考えたものが良いです。
パーマリンクのおすすめ設定は?
では、どのようなパーマリンクがいいのか。
好みにもよるかもしれませんが、
私のおすすめは・・・・・
- http://example.com/カテゴリースラッグ/記事投稿スラッグ
「2015/06」にしていていても、検索で2015年とか6とか検索結果に効果的なサイトでない限りはおすすめできません。「travel」や「web」などの名詞を英語にしたものがいいでしょう。
日本語の場合は・・・・・
というのもカテゴリースラッグ+記事投稿スラッグにすることでユーザーは見やすく、検索エンジンでそのカテゴリ名や記事投稿名でヒットする可能性が高くなるからです。ユーザビリティやSEOの観点からこちらの方が望ましいです。
この記事の冒頭に記載しましたが、パーマリンクの設定を変わるとSEOやソーシャルの履歴がリセットされる。
今後変更に対応できるようにしたい場合は・・・・・
- http://example.com/記事投稿スラッグ
という形の設定がおすすめ。
基本的にコロコロ変更することはないと思いますので、
- http://example.com/カテゴリースラッグ/記事投稿スラッグ
にしておいて良いでしょう。
WordPressのパーマリンク設定方法は?
WordPressのパーマリンク初期設定
では、WordPressでのパーマリンクの設定方法を説明します。
WordPressの管理画面の「設定」→「パーマリンク設定」から設定します。
上記のカスタム構造を選択し、空欄に下記の文字をコピペします。
カテゴリースラッグ+記事投稿スラッグ
こちらがおすすめのパーマリンクになります。
/%category%/%postname%
記事投稿スラッグ
おすすめしませんが、今後カテゴリなどを変更対応できるようにしたい場合にはこちらで設定するといいでしょう。
/%postname%
「.html」をつける場合
また最後に「.html」を記載したい場合は、「.html」を追加します。
WordPressの場合、動的ページで最近.htmlが付いていないサイトが増えてきていますので「.html」なしで良いと思います。後で付けたい、無くしたいと思ってもパーマリンクが変わるので最初に決めておきましょう。
/%category%/%postname%.html
WordPressのパーマリンク設定タグ一覧
カスタム構造で設定する場合のタグの一覧になります。
%year% | 投稿日の年 |
%monthnum% | 投稿日の月 |
%day% | 投稿日の日 |
%hour% | 投稿時間の時 |
%minute% | 投稿時間の分 |
%second% | 投稿時間の秒 |
%postname% | 記事投稿スラッグ |
%post_id% | 記事投稿ID |
%category% | カテゴリースラッグ |
%tag% | タグスラッグ |
%author% | 著者名 |
カテゴリースラッグと記事投稿スラッグを変更しよう
スラッグとは、設定したタイトルとは別のURLに表示されるもの。
スラッグをそのままにしていると上記の画像のように日本語が記載されます。
カテゴリー名や記事投稿名を日本語で追加するとスラッグも日本語になるため、URLに日本語が入るようになります。こちらも英語など短いわかりやすいものに変更しましょう。
WordPressのカテゴリースラッグ設定
まずはカテゴリーの追加方法について
カテゴリー作成は2つあります。
- WordPressの投稿編集ページの右側から「新規カテゴリーを追加」から作成
- ダッシュボードの「投稿」→「カテゴリー」から作成
その中で注意しないといけないのはカテゴリーのスラッグ。
[1]で日本語を入力して新規カテゴリーを作ると下記のようにスラッグが「カテゴリー名」と日本語になります。
スラッグは英文字の方がいいでしょう。
スラッグは[2]のところで変更できます。
ダッシュボードの「投稿」→「カテゴリー」を選択すると・・・・・
新規に作成する場合は・・・・・
横にリストが表示されていると思いますので、「クリック編集」を選択します。
すると下記の表示になるため、スラッグに日本語名で記入されているところを英文字に書き換えて「カテゴリーの更新」をクリックすれば終了です。
WordPressの投稿スラッグ設定
タイトル下にでてくるパーマリンク。
新規追加で記載していると出てこない場合は一度「下書き」にするとでてきます。
編集を選択すると書き換えができるようになりますので、書き換えてOKをクリックすると変更されます。
他にも、投稿一覧から記事にカーソルを合わせると「クリック編集」を選択して書き換えることもできます。
まとめ
パーマリンクで検索順位に大きく良くなることはありませんが、パーマリンクによって悪い影響を与えることはあります。設定しないよりはしておいた方がよいです。
WordPressなどWebサイトを制作前に考えておくこと
- サイトの構成を考えておく
- パーマリンク設定を行っておく
おすすめは「/%category%/%postname%」
投稿記事更新前の注意点
- カテゴリーや投稿スラッグの変更が日本語になっていないか
- スラッグが長すぎないか
【関連記事】