アジア最大のICT見本市「COMPUTEX TAIPEI(台北国際コンピュータ見本市)」ってご存知ですか?毎年多くの企業から最先端の機器が発表されることで知られていますが、2016年度は5月31日~6月4日まで開催されます。
COMPUTEX TAIPEI(台北国際コンピュータ見本市)は世界で注目されるIT見本市で、世界第2位、アジア最大のICT(Information and Communication Technology)専門見本市です。昨年2015年の来場者数合計で130,513人、そのうち海外から39,130人が訪れ、出展社数は1702社。今年も去年を上回る来場人数が予測されています。
ICTとはInformation and Communication Technologyの略で、IT(Information Technology)に代わる言葉として使われています。日本ではまだ少し専門的で、あまり一般化されていませんが、海外ではITよりも一般的に用いられている言葉です。ますます発展を続ける情報技術と通信技術、たった1年の間にもめまぐるしく変化していく、この業界の旬を体験出来るイベントです。
各企業はコンピューターを含む最新のガジェット類を展示します。PC、スマートフォン、タブレットPCはもちろん、3Dプリンターやマイクロプロジェクター、VR、ドローンなど、今年はさらに進化したものが発表されるのではないかと期待されています。その他、ソフトウェアやアプリケーションなどシステム系、コンポーネントやマザーボードといった基盤系なども並びます。一般的なユーザーも楽しめるような、PC・スマホ関連アクセサリーも新たな話題を提供してくれるでしょう。2016年にはどんなものが発表されて何が更新されるいくのか、世界中が注目しています。
昨年はアメリカのMicrosoft社がWindows10の発売を発表、そしてMicrosoft Taiwanが大型のブースを設置しました。実際にWindows10の使い方やソフトの紹介をしてくれました。同じくアメリカのQualcommやDell、インテルなどのブースにも常に多くの人が集まっていました。台湾のエイスーステックコンピューター(ASUS)による、5.5型のAndroidスマートフォン「ZenFone Selfie」と7、型・8型・10型のAndroidタブレット「ZenPad」シリーズなどの新製品を発表で話題となりました。ブースだけでなく、各社のキーマンが登壇する講演会では、最新プロセッサやデバイスに関する発表が行われます。世界へ発表するその瞬間を体験する貴重な機会を得られるかもしれません。
見本市開催中には、主催者であるTAITRAがドイツのインターナショナル・フォーラム・デザイン(iF)と提携して行うCOMPUTEX d&i賞も開催されます。このデザイン賞はICTの卓越性の指標と見なされており、2016年に9回目を迎えます。世界から集まった気鋭の産業デザイナーたちが賞の審査員を務め、何百もの応募の中から審美性、革新性、実用性、ブランドマーケティングを含む9つの基準に基づいて候補が選定されます。受賞製品は、台北国際コンピューター見本市のCOMPUTEX d&i賞展示エリアのほか、世界各地の主要なICT展示会で展示されます。今後の話題となる商品をいち早くチェックできます。
COMPUTEX TAIPEIの事前登録を行うと、桃園空港で見本市の受付が可能となります。そこでもらえるカードには開催期間中MRTが乗り放題になるというお得な特典があります。開催会場は台北貿易センター(TWTC)展示ホール1と3、南港展示ホール1、台北国際会議センター(TICC)の3つに分かれていますが、期間中は会場間を往復する無料シャトルバスが利用できます。至れり尽くせりのサービスにも注目です。
なお会場では様々なブースでアンケートを実施、その場で答えるとノベルティグッズがもらえることも。是非参加してみましょう。
見本市などのイベントではきれいなコンパニオンの方々をよく目にします。COMPUTEX TAIPEIでも台湾のきれいなコンパニオンが目立ちます。各ブースで数回イベントを行っているところもあり、イベントの時間になるとかなりこったコスプレをしたコンパニオンも登場します。